ヨーナブログ

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サピエンス全史はつまらない?難しい?面白いと感じた内容を紹介します

 サピエンス全史、文明の構造と人類の幸福(副題)は人類がこれまで歩んできた道のりをどうしてその道のりを人類が選んだのかという理由までしっかり説明されていて論理的でそうだったのかと納得できる素晴らしい作品です。

 そこで今回は自分が読んで面白いと思った内容を紹介します。

なぜ人間が世界を支配できたのか

 15万年前には今と見た目が変わらない人間は存在していたが人間らしいことは何もしていなかった。それから8万年後の今から7万年前に世界を支配しうる認知革命が起きた。それは人々が虚構を信じるようになったことだ。

そして神やお金の価値などを信じることができるようになり、大勢の人が協力するようになった。

なぜ狩猟採取生活から農業生活に移行したのか

 狩猟採取は祖先が250万年もしてきたことだ。しかし1万年ほど前から過酷な労働、栄養失調、土地の争いなどを生むことになった農業始まった。なぜ農業が発展したのかというと単位面積あたりの土地から圧倒的な食物を得ることができ、それにより人口が何倍にも増え、その人口を狩猟採取では回せなくなったからだ。

なぜお金に価値が生まれたのか

 それは物々交換の限界を迎えたからだ。たくさんの物の価値を把握するよりお金の価値を把握する方が楽だからだ。

 最古では紀元前3000年ごろに大麦が貨幣として扱われ、そして紀元前3000年半ばに銀が貨幣として扱われた。

なぜ資本主義が世界を支配したのか

 それは信用によりお金を借りたり、利益を投資して更なる利益を得る仕組みが経済を爆発的に成長させたからだ。

 そのような資本主義の考えなどによりヨーロッパは1850年ごろからアジアとの差が浮き彫りになった。例えは鉄道の1880年の路線の長さは西洋諸国の路線の合計は35万キロメートル以上に達しているのに対して他の国々では全部合わせても3万5000キロメートルにすぎず、しかもそのほとんどがイギリスがインドで建設してものだった。

人類の発展で人は幸せになったのか

 化学的に考えると神経伝達物質などからなる複雑なシステムから感情が決定されている。そのシステムは幸福の水準を比較的安定した状態に保つようにプログラムされているらしい。

 たとえば性的快感がなければ性交しようとする男性はほぼいないだろうし、性交を終えても快感がなくならなければ食べ物に対する興味が薄れ餓死したりするだろう。

 仏教は苦しみの根源を束の間の幸福を求めることによって生じる緊張や不満と説いている。特定の感情を渇望することをやめてありのままを受け入れれば穏やかにすごせるかもしれない。

まとめ

 自分が感心した内容を紹介してみました。一部自分の偏見などが入っているかもしれないので詳しく知りたい方をぜひ本書を読んでみてください。読んでいただきありがとうごさいました。