勇者ゼルの冒険3
王様に呼び出され王宮の広間で俺は王様の話を聞いたいるところだ。王宮はとても広く豪華な作りをしていて緊張を禁じ得ない。 「お主の魔法パージは唯一無二の魔法じゃ、どうか魔王ゾンビマズターを討伐してはくれぬか?」
王様は力強く俺にそう言った。
「構いませんが勝てるかわかりまん」
俺は恐る恐る答えた。
「お主ならきっと勝てるじゃろう、それに王国随一の魔法使いを仲間にするが良い』
そんなこんなで俺は魔王を倒さなければいけなくなった。できるだけ早く倒さなければ、それだけ王国が疲弊していく責任のあることでそんな重役を忘れたくなる。
今は王宮の一室で王国随一の魔法使いを待っているところである。どの時ドアが開いた。
「はじめまして、私はクレナと言います、ゼルさんこれからよろしくお願いしますわ」
彼女はとても美しくしっかりしている雰囲気を醸し出している。髪色は青で肩までの髪型で瞳の色も青で、灰色のローブに身を包んでいる。
そして俺の名前はゼルで性はグリンデルトだ。瞳も髪も鎧も黒い。しがない冒険者だ。
「こちらこそよろしくお願いします、クレナさん」
俺は緊張しながらそう答えた。
「そんな固くならずに、私はクレナとお呼びください。ゼルと呼んでいいかしら?」
「はい、そう呼んでください」
「これから長くなりますから敬語もなくしません?」
「そうですね、無くそう、クレナ!」
俺は照れを隠すように熱く答えた。
「ゼル、これから私たちの冒険が始まるわ、その調子で元気よく行きましょう」
クレナは優しくそう言った。
美人と旅ができるのはこの上ない喜びだが同時に協力して魔王を倒すことができるのかとても心配になる。考えても仕方ないなるよにしかならない気楽に行こう。自分にそう言い聞かせた。
「ゼル、あなたに一つ聞いておかないといけないことがあるわ」
「なにを?」
「ゼルはなぜ魔王を倒すのかしら?」
「魔王を倒したら魔物な被害がなくなり世界が平和になるからかな」
「魔王を倒したらパージでお金を稼ぐことができなくなるのよ?」
「そうなったとしても、この力は世界を平和にするためにあると思うだからゾンビもゾンビマスターも変わらない、クレナはどうして魔王を倒すの?」
「わたしは王宮にいる家族が安心して暮らせるような世界にするためよ、それから私は魔物に仲間を殺されるのを嫌と言うほどみてきたわ、王宮随一と魔法使いなんて魔物の前では非力で助けられない命が多すぎるの、だから終止符を打ちたいの」
クレナの瞳は輝いていた。