ヨーナブログ

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勇者ゼルの冒険2

 ソンビを倒し終えホッとしたところに俺の身長の二倍はありそうなゾンビが土から這い出てきた。そのゾンビの名はグレートゾンビで強力な腕力を持つ。

 グレートゾンビはすかさず俺の足を持ち振り上げては振り下ろしを繰り返す。

「ぐはっ」

 体を地面に打ち付けられる。それから投げられ近くの木に衝突した。俺は吐血をし完全に戦意を喪失してしまった。甘くみていた、ただのゾンビならそこまで危険ではないが、グレートゾンビは力も体格も桁外れた。

 俺は何をするにも中途半端な自分に甘い人間なのかと自問する。そんなことはない、いつもいいアイディアがでればそれを試し実行に移してきた。ただそのアイディアが続けてきた努力をやめてしまう原因になってしまうことはよくある。そのアイディアは無意識に成果のなかなか出ない努力をやめさせるためのものではないだろうか。

 人は価値を感じたい生き物だ、だから成果の出ない努力は早々にやめてしまうだろう。だが俺が今グレートゾンビから逃げ出したら、俺は俺をますます嫌いになるだろう。新しいことにチャレンジすることも重要だが諦めないこともそれ以上に重要だと思う。だから俺は諦めない、決して諦めない、手足がもげようと、剣が砕けようと、諦めてなるもなか。

 俺は剣にパージの魔法を付与する。剣が黄色い温かい光に包まれていく。そこには勇気、思いやり、慈悲の思いも込められたいく。剣はより光力をまし光り輝く。

 俺はグレートゾンビに突っ込み、高く飛び上がり剣を頭から振り下ろす。

 「パージソード!」

 グレートゾンビは真っ二つになり灰と化し霧散した。

 今回は勝てたが次は運良く行かないという可能性を俺は考える。今回は勝てる見込みがわずかだがあった。しかし勝てる見込みがない敵なんてごまんといる。そんな敵と対峙したらどうするんだ。

 そしたら地道に倒そう。何度だって挑もう。どんな敵も諦めなければいずれ倒せるだろう。早く倒したけれはそれだけ努力すればいい。難敵が俺に倒されるのを待ってくれるわげがない。だからできるだけ早く倒す必要がある。すなわちできるだけ努力する必要がある。 どうしたら努力できるだろうか。それは成功体験をつくることだろう。

 成功体験はいかにしてつくろうか。逐一自分の力量を測ろうか。日進月歩、絶えず進捗や成長に注目すれば努力することができるかも知れない。失敗を作らず地道な進歩に注目することが成功の秘訣かも知れない。