ヨーナブログ

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スライム討伐

 俺を覆い尽くすほどの業火が襲いかかる、水魔法により水の衣を纏った剣を振り下ろし何とか業火を切り裂くが両肩が焼け焦げる。

 業火を吹いたのは火炎スライムというモンスターで対抗は俺を上回り、ゲル状で赤い色をしている。この火炎スライムはLv78であり俺のLv66より高く部が悪いが今の俺に逃げるという選択肢はない。

 俺のせいだ、俺の無鉄砲な性が仲間を死に追いやってしまったから、あのとき俺たちならやれるさと根拠もないのに言ってしまったことを悔いている。だから俺は諦めない。

 悔恨に打ちひしがれながら俺は火炎スライムを斬りつける。表面を水魔法で水の衣を纏った水流剣で斬りつけて相手のHPを徐々に減らす。

 「かなり硬いな」

 相手のHPが全く減らない、十回くらい切り付け1%ぐらいしか削れていない。きっと弱点があるはずだ。

 火炎スライムが体の一部を切りはなしポールのように飛んでくる、ゼロ距離で破裂し俺は後方へ吹っ飛んだ。頭がクラクラし、耳はキーンと鳴るなか、根性で立ち上がる。右目を見えなくなっていた、そこで追い討ちのように右から複数のボールを喰らい爆裂音と共に左側に吹っ飛ぶ。

 溶岩と岩石で覆われた洞窟の、溶岩溜まりに危うく落ちそうになるが剣を地面に突き刺し難を逃れた。

 もはや気力で動き敵を剣で切り裂く。右足の感覚すらなくなっている。今すぐに家に帰りたい。何のために戦っているのかわからなくなりながらひたすら剣を突き立てる。

 スライムがまたボールを飛ばしてくる、俺は水流渾身突きを放ち水圧で暴発させた。体がホールの動きに慣れたきたようだ。

 間髪入れず水流奥義滝登りを放つ、剣を下から上に切るあげる動きで火炎スライムは真っ二つになった。

 だがしかしスライムはすぐにくっ付き俺はそれに取り込まれてしまった。スライムの体内は焼けるほど熱く、もちろん息もできない。

 途絶え途絶えの意識のなか、諦めたくないと強く思う。

 「最終奥義、水流無双百烈斬」

 百の斬撃がスライムの体内で炸裂し、スライムは跡形もなく弾けた。そしてスライムのHPが0になり、たくさんの経験値を獲得した。

 弱点は体内からの攻撃だったのか。色んな敵がいる。俺は少し休みその場を後にした。